Pt. Bilju Maharaj in Japan 2014

2014年5月8日から5月20日まで、インド本国より人間国宝パドマヴィブーシャン・パンディト・ビルジュー・マハーラージ師らを日本に迎え、北インド古典舞踊カタックダンスの公演を開催いたしました。

Promotion Video

Tour Dates
公演概要

Birju Maharaj in Japan 2014

TOKYO


日時:2015年 5月11日 日曜日 15:30開場 16:00開演
会場:シアター1010
出演:Pandit Birju Maharaj
   Saswati Sen
   Deepak Maharaj
   Mahua Shankar
   Masako Sato
   Utpal Ghoshal – Table
   Chandrachur Bhattacharjee – Sitar
主催:パンディト・ビルジュー・マハーラージ招聘委員会
協力:みやびカタックダンスアカデミー
後援:インド大使館
   公益財団法人 日印協会
   国際交流基金
   ディスカバーインディアクラブ
   NPO法人 日印交流を盛り上げる会

OSAKA


日時:2015年 5月17日 土曜日 15:30開場 16:00開演
会場:クレオ大阪東
出演:Pandit Birju Maharaj
   Saswati Sen
   Deepak Maharaj
   Mahua Shankar
   Masako Sato
   Nalini Toshniwal
   Utpal Ghoshal – Table
   Chandrachur Bhattacharjee – Sitar
主催:パンディト・ビルジュー・マハーラージ招聘委員会
協力:ナマステワークス
   ルチカ・インディアン・ダンス・アカデミー
協賛:Air India
後援:在大阪・神戸インド領事館
   在日印度商工会議所
   関西日印文化協会

Performaer
出演者

Padma Vibhushan Pandit Birju Maharaj

パドマ・ヴィブーシャン・パンディト・ビルジュー・マハーラージ
pt.birju-maharaj

ムガル宮廷から代々続く舞踊家の家元カールカー・ビンダーディーン流派の第7代目総帥。宮廷舞踊家の父、アッチャン・マハーラージのもとに生まれ、幼少期をムガル宮廷で過ごした。早くから頭角を現し、父親から舞踊の手ほどきを受けるが、1947年、9歳でインドの分離独立と父親の逝去に直面する。以後ムンバイーに移り、叔父シャンブー・マハーラージ、ラッチュー・マハーラージに師事。15歳でデリーのインド芸術センターで教鞭を取る。1970年以降、カタック・ケーンドラ(国立カタック・センター)でグル(師匠)、学部長、校長を歴任。1998年には、芸術学校カラーシュラムを創設し、現在は年間を通じて国内外での公演、ワークショップなどに従事している。

ビルジュー・マハーラージは、半世紀以上に渡る公演・創作活動や後進育成の現場において、新しい時代に即した斬新で革新的なアイディアを取り込み、カタックを舞台芸術として開花させた。その活動の幅は舞踊家、パーカッショニスト、作曲家、作詞家、歌手、指導者など多岐に渡り、全能の芸術家としてインド国民から広く敬愛されている。28歳でインド国立音楽演劇協会賞、1986年にインド勲2等パドマ・ヴィブーシャンを受章するほか、ラージーヴ・ガーンディー平和賞、米国サンフランシスコ民族舞踊祭特別功労賞など、国内外で数多くの賞を受賞している。バナーラス・ヒンドゥー大学とカイラーガル大学より、名誉博士号を授与。

映画史に残るサタジット・レイ監督の「チェスをする人(The Chess Players)」(1977年)、ボリウッド大女優マードゥリー・デークシト主演の「デーヴダース(Devdas)」(2002年)で、作曲と振付監督を務め、自らの歌声を披露。2013年の「ヴィシュワループ(Vishwaroop)」で、インド映画賞最優秀振付賞を受賞。

Saswati Sen

シャーシュワティー・セーン
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コルカタの弁護士・医者の家系に生まれる。幼少よりダンスの才能に恵まれ、デリーのカタック・ケーンドラ(国立カタック・センター)で、伝説の女性舞踊家レーバー・ヴィディヤールティーに師事した後、国費奨学生としてビルジュー・マハーラージの下で研鑽を積んだ。シャーシュワティーは、ビルジュー・マハーラージの高度なリズムのスタイルや、抒情的で優美な表現を真摯に継承するだけでなく、それらを自身の表現と融合させることができるラクナウー流派随一のダンサーとして知られている。1977年、サタジット・レイ監督の「チェスをする人(The Chess Players)」に出演。2003年、オランダ人音楽家ルイ・バンクとの国際共同制作「ロミオとジュリエット」(RomeoandJuliet)で主演・振付。多彩な才能は高く評価され、インド国立音楽演劇協会賞(2004年)を含む数多くの賞を受賞。現在、ビルジュー・マハーラージの芸術学校カラーシュラムで秘書兼講師として後進の指導にあたるほか、国内外での公演やワークショップでの指導に従事し、カタックの普及に努める。

Deepak Maharaj

ディーパク・マハーラージ
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ムガル時代から続くインド宮廷舞踊家一族、カールカー・ビンダーディーン流派の第7代総帥、ビルジュ―・マハーラージの次男として、幼少から父親に師事。9歳で初舞台を踏んで以来、父親のインド国内外の公演に多数参加。ビルジュー・マハーラージ振付の舞踊劇、「クリシュナ(Krishnayan)」、「ラグナートの物話(Katha Raghunath Ki)」、「ループマティーとバーズ・バハードゥル(Rupmati Baz Bahadur)など数多くの舞踊劇や創作作品に出演し、「ロミオとジュリエット(Romeo and Julie t)」ではロミオ役を務めた。父親譲りの卓越したリズミックセンスと、力強く正確なフットワークで会場を驚喜の渦に包み込む。選ばれた者のみが持つオーラで、観客を魅了するダンサー。

Mahua Shankar

マフアー・シャンカル
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5歳より故父プラディープ・シャンカル、母レーカー・シャンカルの下でカタックを始め、後にレーバー・ヴィディヤールティー、ビル ジュ―・マハーラージに師事。ビルジュー・マハーラージの国内外での公演に数多く参加し、数々の著名な祭典で好演するほか、若くして首相官邸でパフォーマンスを披露する功績を成し遂げた。ボリウッド映画「ガダル(Gadar)」(2001年)、「デーヴダース(De vdas)」(2002年)に出演。2007年、ムンバイーの文化団体スール・スィンガール・サムサドより、シュリンガール・マニ賞を受賞。古典的な美しさと独特な存在感、迫力を兼ね備えた若手女性トップダンサーとして将来を嘱望される。

Masako Sato

佐藤雅子
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フラメンコ等を経て1995年に渡印。翌年カタック・ケーンドラに入学。ビルジュ―・マハーラージの長男、ジャイキシャン・マハーラージに師事。1997年よりビルジュー・マハーラージに直接師事。1999年よりインド政府国費奨学生として、ビルジュー・マハーラージの芸術学校カラー シュラムにて研鑽を積む。舞踊団団員として数多くの公演に参加し、「ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)」では乳母役に抜擢され好評を得た。2005年に帰国。翌年、みやびカタックダンスアカデミーを設立して以降、後進の指導に情熱を注ぐ。国内での公演活動の他、上海万博、パリ公演など、海外でも精力的に活動を行う。新宿芸術家協会会員。

Chandrachur Bhattacharjee

チャンドラチュール・バタチャルジー
シタール
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コルカタ出身。幼少より故デーヴィープラサード・ゴーシュに師事した後、著名なシタール奏者スブラト・ローイ・チョードゥリーの弟子となる。芸術学校プラチーン・カラー・ケーンドラでディプロマ・コースを修了後、ラヴィーンドラ・バーラティー大学で修士号を取得。1997年インド国営ラジオ放送に、1998年インド国営テレビ放送に出演して以来、才能溢れるシタール奏者として、インド国内外で自身の音楽公演活動を繰り広 げるだけでなく、ビルジュー・マハーラージをはじめとする著名な舞踊家の公演の伴奏を務める。リズムとメロディーのセンスも抜群で、作曲活動にも取り組んでいる。

Utpal Goshal

ウトゥパル・ゴーシャル
タブラ
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幼少よりゴール・タールクダールとパンカジ・チャタルジーに10年間師事した後、高等教育をウスタード・サービル・ハーンから、専門教育をパンディト・シュバンカル・バネルジーから受ける。1988~2011年、インド国営テレビ放送に出演。カタックの伴奏奏法の手ほどきは、ビルジュー・マハーラージをはじめとする舞踊家から受け、コナーラク舞踊祭、カジュラーホー舞踊祭など、国内外の様々な舞踊祭やマハーラージの公演でタブラ奏者として活躍。今回の来日は、1997年より4度目となる。

Visit to Japan
26年振りの来日

2014年5月8日、マハーラージ師一行が成田空港に降り立ちました。
師らが前回、日本を訪れたのは1988年の「インド祭」。
成田からのハイウエイにて連なる高層ビル群に「以前は無かったのに・・・」と、驚かれつつも、インドと異なる景観を楽しんでいらっしゃいました。
初日に浅草にて、日本観光を楽しまれました。

Rehearsal in MKD Studio
MKDA麹町スタジオにてリハーサル

プログラムが決定したのは来日3日前。来日された日は音楽家との作曲合わせ、2日目からリハーサルに入りました。

May 11, Tokyo - Theatre1010
5月11日 東京公演 シアター1010

パンディト・ビルジュー・マハーラージ師は、愛情に満ち溢れた神カタックダンスで日本のファンを魅了してくださいました。
また、次男のディーパク・マハーラージの驚異のフットワーク、シャーシュワーティー女史の卓越した舞踊表現、若手実力派マフアーの軽快なダンスに感嘆の声があがりました。
会場にお越しいただきました皆様、スタッフの皆様、お手伝いくださいましたMKDAのメンバー皆様方に改めて御礼申し上げます。

Program

  • Krishna Roopah (クリシュナ・ルーパハ)
    クリシュナ神にまつわる様々なエピソード
  • Nritta(ヌリッタ)
    巨匠ビルジュー・マハーラージによるカタック
  • Dhamar(ダマール)
    力強い14拍子のリズミック・サイクル、ダマール・タールにのせた純粋舞踊
  • Tarana(タラーナー)
    ムガル宮廷で踊られていた楽曲形式、タラーナー
  • Ahalya Uddhar(アハリヤー・ウッダール)
    インドの2大叙事詩の一つ「ラーマーヤナ」より、アハリヤーの物語
  • Kaliya Daman(カーリヤー・ダマン)
    有名なクリシュナ神話、蛇退治の物語。
  • Layakari(ラヤカーリー)
    巨匠ビルジュー・マハーラージによるカタック
ギャラリー:Birju Maharaj Japan Tour

Workshop
公開ワークショップ

公開ワークショップではカタック独特の美しい手の動き、クリシュナ神を称える歌、やさしいトゥクラなどを伝授されました。