2004/10~ 朝日新聞に掲載されました

企業の研究家・舞踊家に転身

『ニューデリー在住で日本人では数少ないインド伝統舞踊の踊り手佐藤雅子さん=新潟市出身=が現地で精力的な公演を続け、高い評価を得ている。9 年間北インドのカタックダンスを学んでいる。紀元前からの歴史があり、両足首につけた200個もの鈴を打ち鳴らす優雅で軽快な踊り。

 日本でフラメンコを習ったが、「その起源がカタック」との説に動かされ、95年に訪印した。「毎日が基本動作の繰り返し。1年に一曲しか教えない」」。師匠のしごきに耐え、昨年「ロミオとジュリエット」の乳母役でデビュー。8月末には国際交流基金の後援でソロ公演した。

 長岡技術大学の大学院を修了後、東芝に入社。超伝導技術の研究に取り組んだが、踊りの道を選んだ。 「カタックは神や自然への思いを表現し、日本の舞踊とも共通点がある。日印文化が融合した踊りを創造したいですね」』(竹内幸史)

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